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先日の河村たかし名古屋市長との面会の内容を書き起こしました。
以下のリンクからご覧頂けます(PDF)。
書き起こし記録ダウンロード(pdf)
読み返してみると、「あの時ああ言ってたら・・・」「ここでこう、切りかえしておけば・・・」
などと、タラレバばかりの反省・・・。
今回の面会で改めて思ったこと、ていうか自分の中ではっきりしたこと。
拉致問題解決への一番の障害が「被害者の区別化」であるということ。
市長との面会直前に市の職員の人と話をしたが
その職員さんは私達と今回同席して頂いた特定失踪者ご家族の方について
「(特定失踪者)〇〇さんのご兄弟で・・・〇〇さんは1000番台リストの方ですか?」
「名古屋市においては1000番台リストに含まれている方は該当しておりませんね・・・」
と、1000番台リストについての”不自然なこだわり”が伺えた。
「だからどうした?」
と自分はその時率直に頭をよぎった。
1000番台リストだろうがましてや政府認定だろうが何の罪もない日本人が何十年間ずっと
行方不明の状態で、しかもその人達は北朝鮮に無理矢理連れて行かれた疑いがあるんだよ。
被害者一人ひとりには家族が居て、親戚や友人も居て、先輩後輩、恋人・・・これらの方々が何十年間も
同様に苦しまされているんだよ。
1000番台リストじゃなければどうだっていうのか?
この職員さんの言動にこの人は情報しか見ていない、そして情報によって人を差別しようとしている、と感じた。
北朝鮮による拉致の被害。
日本政府に認定されている「拉致被害者」、日本政府に認定されてはいないが拉致を否定できないとされる
「特定失踪者」、この「特定失踪者」の中で北朝鮮による拉致が濃厚とされる「1000番台リスト」。
同じ拉致被害者でも日本ではこれらの様に「区別」されている。
区別されてるが故に特定失踪者ご家族は政府へ呼び掛けても反応してもらえないでいる。
総理大臣への面会も断られているとのこと。
官営の北朝鮮向け短波放送「ふるさとの風」でも政府認定の拉致被害者しか取り上げていない。
「日本政府の認定」という定義が独り歩きしてしまい「国がそういうのだから特定失踪者は違うのか・・・」と国民に誤解されて忘れ去られるのを
特定失踪者ご家族は恐れているのである。
拉致被害者について調査および捜査する際において
北朝鮮によって拉致された、と認定された人、濃厚であるとされる人、否定できない人・・・
捜査上で得られた情報、証拠を元に被害者によって様々な定義付けが発生し、区別される。
何百件というケースが存在するのであるし、区別は仕方がないことであろう。
しかしこのような区別はあくまでも調査の上での参考に留めておくべきであって
前面に押し出してはいけない。
日本(政府・報道等)は前面に押し出してしまった為に皆政府認定の拉致被害者ばかりに目がいってしまっている。
目を向けるべきところは、
約470名もの日本人が不自然な形で失踪しているという現実。その約470のケースの背後にあるのが北朝鮮という
国家であるということ。
470もの家族が居て、470もの親戚が居て、470もの友人達が居て、470もの物語があること。
・・・じゃないの?
また、書き起こしいただきありがとうございます。全文を拝読いたしました。河村たかし市長は、西村真悟さんと親しかったこともあり、拉致問題に対してもう少し積極的かと思っていましたが、そうでもないように感じました。同じ首長さんでも山田宏さんなどは熱心であっただけにがっかりです。
それから、拉致問題に対する関心は失っていないと信じていますが、松原仁さんは何してるのでしょうね。友愛外交のもとに隠れてしまって顔が見えないのが残念です。
コメントどうも有難うございます。
書き起こし記録も読んで頂き有難うございます。
がっかりされるお気持ち、同感です・・・。
こちらの状況説明不足もありまして補足させて頂きますが、
この面会の場には市長と私達の他に名古屋市職員の方が5~6名付き添っておりました。
市長が応接室に入ってくる時から出て行く時まで常に職員に囲まれてました。
常に監視されている印象を受けました。これが首長という者なのか、と思いながらも。。。
市長のお話を聞いていても職員達の様子を気にしてか凄く慎重に言葉を選んでおられる様に伺えました。
市長を解放させてあげたい・・・!
今回の面会は「名古屋市の体制」にがっかりした次第です。